品川・御殿山情報
2016.01/20
北品川温泉・天神湯:
ミネラルたっぷりの“黒湯”で、しっとり温まる
忙しい日々に疲れた心と体を、ホッと癒してくれる温泉。近隣住民から愛されている銭湯「天神湯」では、たっぷりの天然温泉が堪能できます。しかも、こちらの湯は保温効果の高さで注目されている“植物性泉”なのです。でも、「天神湯」の楽しみ方はそれだけではありません。知れば、行ってみたくなる&通いたくなる銭湯の秘密を探ってみましょう。
白く濁っていたり、赤みがかった茶色だったり、はたまた無色透明だったり。温泉の色は成分によってさまざまです。そして、ここ「天神湯」のお湯は真っ黒。黒色の正体は、100万年前の草木が腐り、長い時間をかけて地下水に溶け込んだ腐植質です。腐植質を含んだ“植物性泉”は保温効果が高く、肌がツルツルすべすべになると評判。特に「天神湯」の湯は、都内でもっとも腐植質の濃度が高いといわれています。
大浴場にはジェットバスやバイブラバス、熱湯などの無色透明のお湯と、植物性泉の“黒湯”があります。エレベーター完備のバリアフリーとなっているので、どなたでも利用できる設計となっています。フロント横には幻想的な花のオブジェや滝があり、まるで高級温泉旅館のような雰囲気で癒し度は満点。開放的な待合ロビーにはマッサージチェアも用意されています。
現在、「天神湯」を経営されているのは実のご兄弟であるおふたりで、お兄さんの岡村周明さんはアパレル出身。そのため、施設のそこここで気の利いたデザインを見つけることができます。たとえば、大浴場の入り口に掛けられた暖簾には自由の女神が描かれています。そう、“入浴”とかけて“ニューヨーク”のビル群がデザインされているのです。そのほか、手ぬぐいやパーカーといったオリジナルグッズがフロントで販売されており、常連さんの必携アイテムとしてもお土産としても人気となっています。
ならば、今日にでも行ってみようと思った皆さん。効能豊かな湯に癒される前に“入浴の心得”を今一度確認してみてください。湯船に入る前には掛け湯を忘れない、タオルを湯船に入れない、湯船で体をこすらない、本や雑誌は持ち込まない、洗い場をキープしないなどなど、訪れた人全員が気持ちよく利用できるように、銭湯には知っておくべきルールがあるのです。「天神湯」でも大浴場の入り口に掲示しているので、ぜひ入浴前にチェックを。
“黒湯”の高い保温効果により、継続して入浴することで冷え性が改善されたという人もいるとのこと。オリジナル手ぬぐいを携えて「天神湯」に訪れれば、気分はもう常連さん。体の芯からあたたまり、寒さや疲れを吹き飛ばしましょう!
- 名称
- 北品川温泉・天神湯
- 住所
- 東京都品川区北品川2-23-9
- TEL
- 03-3471-3562
- 営業時間
- 15:00〜25:00(最終入場〜24:30)
- 定休日
- 金曜
- URL
- http://www.tenjinyu.com